SysRqについてメモ
SysRqキーというのが、キーボードの上方、特殊キーが色々並んでるところに配置されている。
Linuxではこれを押した時に色々な機能が実行されるようになっている。
キーボードから入力できることの利点は、キーボード割り込みの延長で機能が実行出来ることらしい。つまりカーネルがハングしてる状況で便利。
正確に言うと、SysRqキーだけを押してもダメで、Alt+SysRq+コマンドキーの組み合わせを押す必要がある。
コマンドキーというのは実行したい各機能に対応したキーだ。
例えばAlt+SysRq+sで、全ファイルシステムでsyncが実行されるらしい。
(ハング時にsyncなど実行したら状況が悪化する気もするが・・)
コマンドキーと対応する機能の一覧はカーネルのバージョンに応じて異なるようだ。
このSysRqキーをエミュレートするのが、ご存知/proc/sysrq-triggerだ。
以下でAlt+SysRq+sと同様の処理が実行される。
# ehco s > /proc/sysrq-trigger
sysctlのkernel.sysrq、あるいは/proc/sys/kernel/sysrqで、SysRqキーによる各機能の有効・無効を切り替えられる。
なお、/proc/sysrq-triggerについては常に有効らしい(無効には出来ないらしい)。